2010年06月16日

日本振興銀行を本格捜査へ=メール削除、検査忌避の疑い―銀行法違反で警視庁(時事通信)

 中小企業向け融資を手掛ける日本振興銀行(東京都千代田区)の役職員が金融庁による検査前、業務にかかわるメールを削除した疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は11日、銀行法違反(検査忌避)容疑で、本格捜査に乗り出す方針を固めた。
 金融庁は先月、ほかにも「重大な法令違反」があるとして同行に一部業務停止を命令。同行や役職員について、警視庁へ告発する見通しだ。
 捜査関係者によると、同行役職員らは金融庁検査官に業務メールを提出する際、事前にサーバーへ接続し、保管されていたメールを削除し、検査を免れようとした疑いが持たれている。
 金融庁によると、削除したメールには、貸金業者からの債権買い取りに関する事実や、関係先企業の管理などの内容が含まれており、同行の業務実態を把握するのに影響を及ぼしたとしている。
 金融庁は昨年5月、同行への検査に着手し、同6月に立ち入り検査を開始。今年3月に立ち入り検査を終了していた。 

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2010年06月11日

野口宇宙飛行士 水のありがたさを実感 帰還後初の会見で(毎日新聞)

 日本人最長となる163日間の宇宙滞在を終え、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した野口聡一宇宙飛行士(45)が9日、自宅のある米テキサス州ヒューストンで帰還後初めて会見した。

 会見は、ヒューストンと東京を衛星回線で結んで開かれた。野口さんはカメラに笑顔で右手を振り、ちゃめっ気たっぷりに約40分間会見。「川のせせらぎ、飲む水、浴びる水、流れる水のありがたさを実感する」と語る一方「明日起きたら普通に浮いているんじゃないかと思う」と「宇宙気分」が残っていることも明かした。

 野口さんは帰還した2日に専用機で米国に戻り、今は重力に慣れるためのリハビリの日々。夜は自宅に戻り、冷たいビールと手巻きずしなど、家族水いらずの一時を過ごしているという。

 野口さんは09年12月21日、ロシアのソユーズ宇宙船で打ち上げられた。ISSでは生命科学や物理学の実験などに取り組み、スケジュールの合間を縫って撮影した地球の写真やメッセージを「ツイッター」(簡易ブログ)経由で発信。世界各国の約25万人に愛読された。【山田大輔、ヒューストン(米テキサス州)吉富裕倫】

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2010年06月01日

“幹部力”を磨こう――人を生かすための3つのコツ(Business Media 誠)

 私はこのごろ「幹部力」という言葉を使っています。企業の経営幹部として、どのような力が求められているのか? 幹部1人1人が自覚を持って取り組んでいる企業は強いのではないかという仮説です。

 さて、「人を生かす力」は幹部に必要な力の中で最も重要なものの1つです。競争環境がますます激化する現在、その重要性はさらに増しています。にもかかわらず、実際は人を生かす経営ができず、社員の持てる力を引き出し切れていない企業が多いことでしょう。

 企業で全社的な教育体系について話していると「現場感のない研修は効果が望めない。OJTで十分だ」という話になります。かといってOJTがうまく機能しているかというと、ただ現場に送り込んで放置状態にしてしまっていることもあります。

●人を生かすための3つのコツ

 人を生かすには、まず社長と幹部が「メンバーを徹底的に理解する」「1人1人の育成プランを考え抜く」「1人1人の評価にコミットする」という3つのことを実践することが重要です。

 1つ目の「メンバーを徹底的に理解する」では、幹部が社員を知る努力が必要となってきます。アパレル関連のA社では、幹部研修プログラムに「社員徹底理解研修」を盛り込んでいます。内容は単純で、入社時期、入社の動機、仕事の志向、出身地、出身校、誕生日、家族構成などのプロフィール、将来の夢などについて、幹部自らが徹底的に頭に入れるというものです。

 方法は、管轄部門の社員名だけが書いてある一覧表にそれぞれのプロフィールを埋めていきます。何度か続けているうちにそらんじて言えるレベルになります。こうなって初めて「その社員をよく知っている」というベースができることになるのです。

 2つ目の「1人1人の育成プランを考え抜く」では、どのようにすれば社員が育つかを徹底的に考えます。不動産関連のB社では社長と幹部が参加する「人材育成会議」を定例化しています。これは、幹部が1人1人の育成プラン(上長と幹部が1人1人の強み・弱みと育成ポイントを話し合って作る)を持ち寄って、全員について検討し共有していくというものです。全体で2日半〜3日間かかるといいますが、教育の責任は幹部にあると考えて地道に続けています。

 3つ目の「1人1人の評価にコミットする」では、評価を人任せにしないことが重要です。評価のシステムの中で、幹部の立場は大抵、2次評価者や役員会での最終確認者です。「直属の上長がよく見て評価しているから……」と印鑑を押しているのが多くの企業の実情です。しかし、評価シートは社員の現状がよく現れたカルテであり、情報の宝庫です。あいまいな点などを1次評価者に質問したり、前回からの変化などを理解するつもりで熟読することが重要です。

 これらの3つのポイントに共通するのは、直属の上長(一般的に係長や課長)任せにしないということ。幹部自身が1人1人をよく理解し、育成プランを考え、評価にコミットすることで、人を生かす風土が作られていくのです。(今野誠一)

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